子どもNISA徹底ガイド|なぜできた?子どものために親が今からできること
制度・サービス情報の確認日:2026年10月22日。管理・贈与税の補足更新:2026年10月28日。
「子どもNISAが始まるって聞いたけど、わが家もやったほうがいいの?」
「子どものために準備したいけれど、仕組みがわからないまま始めるのは不安」。そんな方に向けて、るうままが家庭に合った使い方と、始める前に考えておきたいことをまとめました。
この記事でわかること
- 子どもNISAの目的と、家族にとっての使い道
- 2027年からの仕組み・投資枠・引き出しの条件
- 貯金と投資をどう分け、毎月いくらから考えるか
- 楽天証券・SBI証券で口座を準備する順番
- 家計や投資を学んでから始める選択肢

子どもNISAはなぜできた?制度の目的とゴール

子どものうちから、将来に必要なお金を長い時間をかけて準備できるようにする。まずは、この目的を押さえておこう。
2024年に始まったNISAは18歳以上が対象でした。一方、未成年向けのジュニアNISAは2023年で新規投資が終了。子ども名義で新たに非課税の積立を始められる仕組みが求められていました。
そこで、子どものうちから大学進学などに向けて準備できるようにするのが、子どもNISA。小さいうちに始めた積立を、大人になってからのお金の準備にもつなげられるんです。
家族のゴールは「いくら増えたか」だけではない
使い方は、家計や子どもの将来の希望に合わせて考えてみよう。私が大切にしたいのは、子どもが進路を考えるとき、お金の面でも選択肢を用意しておくこと。大学の費用を支えるのか、成人後の資金として引き継ぐのかで、準備の仕方は変わります。
子どもNISAは、国からお金が支給される制度ではありません。自分たちで用意したお金を投資し、運用益への税負担を軽くする仕組みです。利用すれば必ず増える、教育費がすべてまかなえる、というものではないよ。
「何のために貯めようか?」「投資したお金って、どう動くんだろう?」と親子で話すきっかけにもなります。お金と一緒に、お金のことを考える習慣も渡していけるといいですね。
いつから・いくらまで?子どもNISAの基本

現在案内されている開始時期は2027年1月です。「申込みができる日」と「投資を始められる日」は別なので、ここは分けて見ておこうね。
| 確認すること | 子どもNISAの基本 |
|---|---|
| 対象 | 0〜17歳の未成年者(年齢判定などの詳細は申込先で確認) |
| 名義・管理 | 子ども名義の口座を親権者などが管理 |
| 年間の投資枠 | 60万円 |
| 非課税保有限度額 | 600万円 |
| 非課税で保有できる期間 | 無期限 |
| 買える商品・方法 | つみたて投資枠の対象となる一定の投資信託を積立で購入 |
| 引き出し | 制限あり。12歳以降は教育費・生活費など一定の条件と手続きのもとで可能 |
| 18歳になったら | 成人のNISAのつみたて投資枠へ自動移行 |
年間60万円=毎月5万円が必要、ではない
60万円を12か月で割ると5万円ですが、これは、1年間の枠を毎月同じ金額で使い切るなら、という計算です。毎月5万円入れなきゃ、と思わなくて大丈夫。家計に合う少額から考えられます。最低積立額や設定方法は金融機関・商品で確認してみよう。
「NISAってそもそも何が非課税になるの?」と感じたら、先にNISAの仕組みと始め方を読んでみよう。NISAは金融商品そのものではなく、投資に使う制度です。
ジュニアNISAを持っていても、手続きの確認が必要
昔のジュニアNISAが、そのまま新しい子どもNISAになるわけではありません。SBI証券では、ジュニアNISA口座があっても子どもNISAの申込みが必要と案内されています。今持っているお金がどうなるかと、新しい口座の申込みは、別々に確認しておこう。
子どもNISAの落とし穴は?始める前に知りたい5つの注意点

① 18歳以降は、資産の管理が親から子ども本人へ移る
子どもNISAは、未成年の間は親権者などが管理しますが、18歳を迎えた後は、原則として子ども本人が管理・運用を行います。成人向けNISAへの移行時期や手続きは、証券会社で確認しておこう。
子ども自身が判断すること
- 資産を持ち続けるか、売却するか
- 今使うお金と、将来に残すお金をどう分けるか
- 何のために、いくら使うか
そのときの残高は、積立額や運用結果によっては数百万円、数千万円になるかもしれません。将来の金額は保証されませんが、18歳でまとまった資産を管理する可能性は考えておきたいところです。
知識がないまま大きなお金を持てば、短期間で使ってしまったり、リスクを理解せず別の投資に回したりする可能性もあります。親が教育費のつもりで準備していても、「大切に使って」と伝えるだけでは、判断の基準までは伝わりません。
親である私たちは、
その理由を説明できるでしょうか。
- なぜ、この投資商品を選ぶのか
- 値下がりしたとき、何を基準に判断するのか
- いつ、何のために、いくら使うのか
- 今使うお金と、将来に残すお金をどう分けるのか
自分が理解していないことを、子どもに教えるのは難しいものです。「大切に使って」と伝えるだけでは、お金の使い方や判断の基準までは伝わりません。
子どもにお金の知識を伝えるためにも、まず親自身が学び、理解しておく必要があります。
知識があれば必ず利益が出るわけではありません。それでも、なんとなく投資を続けるだけでは、自分も子どもも判断に迷う場面が出てきます。お金を残す準備と、管理する力を伝える準備を、一緒に進めておこう。
では、親はどうやってお金の知識を身につければよいのか。具体的な方法は、記事の後半で説明します。
② 教育費が必要なときに、値下がりしていることもある
NISAは運用益が非課税になる制度で、預けたお金が必ず増える仕組みではありません。長く積み立てていても、教育費が必要な時期に値下がりしている可能性はあります。
たとえば、大学の入学金を払う直前に相場が下がった場合。「回復するまで待ちたい」と思っても、支払いの期限は待ってくれません。教育費をすべて投資で準備すると、損失が出ている状態で売却することも考えられます。
使う時期が決まっているお金ほど、増やすことと同時に、必要な日に用意できるかを考えておこう。近いうちに使う分は預貯金で確保し、投資には当面使わない分を回す、という分け方があります。
進学が近づいてきたら、必要額を少しずつ現金に戻すことも含めて見直してみよう。貯金と投資の役割分担は、教育費の貯め方でも整理しています。
③ いつでも自由に引き出せるわけではない
子どもNISAは、家計の普通預金と同じ感覚では使えません。引き出しには制限があり、「急な出費があったら、ここから出そう」と考えていると困ることがあります。
12歳以降も、子どもの教育費・生活費などの用途や本人の同意、必要書類などの条件を確認する必要があります。売却できることと、そのお金を口座の外へ引き出せることは分けて考えておこう。
たとえば、親の収入が減ったときや家電が突然壊れたときに使うお金まで入れてしまうと、手元の現金が足りなくなるかもしれません。生活の予備費と、子どもの将来に向けて積み立てるお金は、最初から分けておくことが大切です。
始める前に、いつ・何のためなら引き出せるのか、どんな手続きが必要かを証券会社で確認してみよう。積み立てる金額だけでなく、使うときの条件まで理解しておきたいですね。
④ 子どもを優先しすぎて、親の生活や老後資金が不足する
「子どものためなら、少し無理をしてでも」と思うことはあると思います。でも、教育費にお金を回しすぎて、今の生活や親自身の老後の準備が手薄になるのは避けたいところです。
毎月の家計が黒字でも、車検・帰省・保険の年払いなどを含めると、思ったほど余裕がないこともあります。子どもが複数いる場合は、一人分の積立額だけでなく、家族全体の負担で確認しておこう。
子どもNISAの枠が空いていることと、家計に投資する余裕があることは別です。生活の備え、近く使う教育費、親の将来資金を整理してから、無理なく続けられる金額を考えてみよう。
育休・時短勤務・進学などで収支が変わったら、積立額も見直す機会です。親の生活を安定させることも、長い目で見れば子どもを支える準備につながります。
⑤ 子どものお金を親へ戻すと、贈与税がかかる可能性がある
子どもに贈ったお金は、親が後から自由に使える予備費ではありません。「教育費に使わなかった分は、私たちの老後に回せばいい」と最初から当てにしないようにしておこう。
子どもの財産を親へ無償で渡す場合は、子どもから親への贈与として、親に贈与税がかかる可能性があります。NISAの運用益が非課税でも、家族間でお金を渡すときの税金まで免除されるわけではありません。
ただし、必ず課税されるという意味ではありません。暦年課税では、その年に受け取った贈与の合計に対して年間110万円の基礎控除があります。また、扶養義務者間で通常必要な生活費などを必要な都度直接支払う場合には、非課税となることもあります。
一方、将来のためにまとめて預金するお金や、投資に回すお金は、その生活費の扱いとは異なります。親へ資金を移す前に、ほかの贈与も含めて税務署や税理士へ確認しよう。最初から親の資金と子どもの資金を分けて計画しておくことが大切です。
わが家で使いこなすための5ステップ

商品を選ぶ前に、家計とお金の使い道を整理してみよう。次の5つの順番で考えると、必要な準備が見えやすくなります。
- 使う目的と時期を書く
誰の、何歳ごろの、何の費用を準備するか決めます。 - 今あるお金を確認する
教育費用の預貯金と、生活の予備費を分けて把握します。 - 毎月続けられる金額を出す
年払い・帰省・家電の買い替えも含めて、家計に残る金額を確認します。 - 商品と積立方法を理解して設定する
投資先・値動きの大きさ・保有中の費用を確認し、内容がわかる商品を候補にします。 - 年に一度と生活が変わるときに見直す
復職・進学・収入の変化に合わせ、積立額と使う時期を確認します。
まずは「運用で増えなくても、どれだけ用意できるか」を見る
まずは、増える分を当てにせず「積み立てるだけで、いくら用意できるかな?」を見てみよう。下の表は、10年間の入金したお金だけを足したものです。
| 毎月の積立額 | 10年間の積立元本 |
|---|---|
| 5,000円 | 60万円 |
| 1万円 | 120万円 |
| 2万円 | 240万円 |
実際の評価額は運用結果や費用で変わり、元本を下回ることもあります。それでも、最初に元本を計算すると「目標との差額を、貯金も含めてどう準備する?」と考えやすいよ。
使う日が近づいたら、受け取り方まで考える
進学の直前に「今、売って大丈夫かな?」と慌てたくないよね。必要なお金を少しずつ現金に戻していくことも含めて、使う数年前から考えておこう。売却と口座からの払出しは別なので、手続きにかかる時間も確かめておこうね。
児童手当やお年玉も、全額を投資する必要はありません。もうすぐ使う分は残して、しばらく使わない分から考えてみよう。
投資を始める前の順番に迷ったら、家計の見直しから始める資産形成ガイドも読んでみよう。
楽天・SBI、口座開設は何から始める?

楽天証券もSBI証券も、まずは「親自身の口座はあるか?」を確認するところから始めましょう。すでに口座があるかどうかで、進む手順が変わります。親の口座を開くだけで、子どもNISAの準備がすべて終わるわけではありません。
| 家族の状況 | 確認する手続き |
|---|---|
| 親も子どもも口座がない | まず親権者の総合口座を準備し、子どもの口座・NISAの申込みへ |
| 親は口座を持っている | 子どもの口座の有無を確認し、対応する申込画面へ |
| 子どもの口座やジュニアNISAがある | 新しい子どもNISAの申込みが必要か、既存口座から確認 |
SBI証券では2026年10月に受付が始まっています。楽天証券にも、親権者の口座の有無に応じた申込案内があります。投資が始まるのは2027年1月。今は、必要な書類や家計を少しずつ整えておける時期です。
選ぶときは、ポイントだけでなく管理のしやすさも
- すでに使っている親の口座と一緒に管理しやすいか
- 積み立てたい投資信託を扱っているか
- 入金・積立設定・払出しの説明がわかりやすいか
- 親子それぞれの名義や必要書類を確認できるか
楽天証券を候補にしている方へ
楽天証券で始めたい方は、まず親権者の口座があるかを確認。すでに持っている方は、子ども向けの申込手続きへ進みましょう。
楽天証券の口座開設はこちらから親の総合口座と、子ども名義の口座・NISAは別の手続きです。
SBI証券を候補にしている方へ
SBI証券を利用したい方は、親・子それぞれの口座の状況に合う申込方法を確認しましょう。
SBI証券の口座開設はこちらからすでに口座がある方は重複申込みをせず、ログイン後の案内を確認してください。
投資や家計に不安があるなら、先にお金を学ぼう

子どものためにお金の知識をつけたいと思っても、今の悩みは家庭によって違います。「投資についてもっと理解したい」のか、それとも「そもそも投資に回すお金をどう作ればいいのか」。まずは、自分が知りたいことから選んでみよう。
| 今の悩み | こんな方に合う講座 |
|---|---|
| 投資の仕組みや考え方を理解し、自分で判断できるようになりたい | 投資について質問できる、ABCashのマンツーマン無料体験 |
| 家計や教育費が不安。投資に回すお金を作るところから考えたい | 家計と将来のお金を学ぶ、子育てとお金の教室の90分セミナー |
投資を「なんとなく」から「理解して続ける」へ|ABCash
「NISAは始めたけれど、なぜこの商品を選んだのか説明できない」「値下がりすると、このまま続けていいのか不安になる」。そんな方は、投資の考え方を学び直すところから始めてみよう。
将来、子どもに投資のことを聞かれたとき、自分が理解していないと説明できません。まずは親自身が、商品の仕組みやリスクを知っておきたいですね。
ABCashの無料体験「投資の加速」は、投資について学びたい方が、一対一で話を聞ける体験です。一対一なので、周りを気にせず、自分がわからないところを聞きやすいのもポイントです。
「何から勉強すればいいかわからない」という方も、今わからないことをそのまま聞いてみていいと思います。
投資でわからないこと、無料体験で聞いてみてね。
マンツーマンなので、周りを気にせず質問できるよ。「このまま投資を続けていいのかな」「もう少し詳しく知りたい」という方は、今気になっていることを聞いてみてね。
対象条件を満たすと、Amazonギフトカード1,000円分ももらえるよ。
ABCashのマンツーマン無料体験はこちら特典には申込経路・参加履歴・受講方法などの条件があります。申込先で最新の対象条件をご確認ください。無料体験後の有料サービスは、内容や料金を確認して検討しましょう。
投資に回すお金を作るところから考えたい方へ|子育てとお金の教室
「子どもNISAは気になるけれど、毎月の生活で精いっぱい」「教育費も老後のお金も心配で、投資に回していいのかわからない」。そんなときは、投資を始める前に、家計とこれから必要なお金を整理するところから考えてみよう。
子育てとお金の教室は、家計や将来のお金が不安で、まずは投資に回せるお金を作りたい方に向いている講座です。「毎月もう少しお金を残すには、何を見直せばいい?」という方は、こちらの内容が合いそうです。
毎月何にいくら使っていて、これから教育費がどれくらい必要なのか。そこがわからないと、投資にいくら回していいかも決めにくいですよね。まずは家計の見直し方を知っておこう。
たとえば、「今の家計で見直せるところはある?」「教育費を準備しながら、将来のお金も残すには?」。今気になっていることをメモしておくと、自分の家計と比べながら話を聞けます。
家計のお金が気になる方は、90分のセミナーで話を聞いてみてね。
オンラインで話を聞く形式だから、お金に詳しくなくても参加しやすいよ。「投資に回すお金がない」「教育費も老後のお金も心配」という方は、まず家計の見直し方から聞いてみてね。
最後まで受講してアンケートに答えるなど、条件を満たすと参加特典ももらえるよ。
子育てとお金の教室の90分セミナーはこちら特典には初回参加・最後までの受講・当日中のアンケート回答などの条件があります。対象講座や受け取り方法は、申込先の最新案内をご確認ください。
まとめ:枠を埋めるより、子どもの未来から逆算しよう

子どもNISAは、わが子の未来のために使える選択肢の一つ。大切なのは、非課税枠を使い切ることより、家族が無理なく続けられる準備をすること。
- まず「いつ・何のために使うか」を家族で話す
- 生活の備えと、近く使う教育費は分けて残す
- 毎月の積立額は、家計に残るお金から決める
- 口座の準備と一緒に、商品や払出しのルールを確認する
- 不安があれば、家計や投資について学ぶところから始める
子どもにお金を残すことと、そのお金を管理する力を伝えること。両方を見据えて準備しておこう。まず親自身が、何に投資し、いつ使う予定なのかを説明できる状態を目指したいですね。判断に迷う部分があれば、学び直すところから始めてみよう。
よくある質問(FAQ)

Q1. 今すぐ子どもNISAで投資できますか?
A. 制度の開始は2027年1月です。2026年10月時点で申込受付の案内はありますが、受付開始と投資開始は別です。金融機関で手続きの時期を確認してください。
Q2. 毎月5万円を入れないといけませんか?
A. いいえ。年間60万円は上限です。生活費や預貯金の備えを優先し、続けられる金額を考えましょう。
Q3. 12歳になれば自由に引き出せますか?
A. 12歳になれば何にでも使える、というわけではないんです。教育費・生活費などの用途、本人の同意、必要書類など、金融機関の条件と手続きを確認してください。
Q4. 親のNISAと子どもNISA、どちらを優先すればいい?
A. 家庭の収支とお金の使い道によります。まず生活の備えを確保し、親の老後・教育費・近い将来の支出を一緒に整理しましょう。子ども名義のお金は親の予備費とは分けて考えます。
Q5. ジュニアNISAを持っていれば自動で始まりますか?
A. そのまま自動で始まる、とは限らないよ。SBI証券では新たな申込みが必要です。利用している金融機関で口座と保有資産の扱いを確認しましょう。
Q6. 無料体験や講座の特典は、参加すれば全員もらえますか?
A. 申込経路・参加履歴・受講・アンケートなどの条件があります。申込みの前に最新条件を確認してください。特典のためだけに申し込まず、学びたい内容が合っているかも見てみよう。
制度や手続きは変更される場合があります。開始前・申込前には最新の公式案内を確認してください。この記事は一般的な情報提供で、特定商品の購入を勧めるものではありません。
公式情報:楽天証券のこどもNISA/SBI証券のこどもNISA/三菱UFJ銀行の制度解説
管理・税金の公式情報:マネックス証券:18歳以降の口座管理/国税庁:贈与税がかかる場合/国税庁:贈与税がかからない場合
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